
ポルシェ981ボクスターをお預かりしました。ご相談は「雨の日に運転席の足元が濡れる」という雨漏れの症状です。オープンカーの雨漏れは原因の候補が多く、「どこから入っているか」を特定することが修理の半分と言っていい作業です。
まずはシャワーテストで浸入経路を特定


雨漏れ修理の基本は、実際に水をかけて再現させるシャワーテスト。室内から観察しながら水をかけていくと、Aピラーと幌の当たり部のウェザーストリップから水滴が落ちてくるのを確認できました。
ここで大事なのは「ウェザーストリップが悪い」と即断しないこと。ゴム自体が劣化しているのか、それともガラスの当たり方がずれていて密着できていないのか。見極めを誤ると、部品を交換しても直らないことがあります。
原因はドアガラスの当たり不良。調整で勝負

点検の結果、今回はドアガラスの位置がわずかにずれ、ウェザーストリップとの密着が甘くなっていることが原因と判断。ドアトリムとインナーパネルを外し、ガラスの高さとレギュレーター取付部の調整を行いました。
クーペやオープンカーのサッシュレスドアは、ガラスそのものがウェザーストリップに直接当たって密着する構造。ミリ単位の当たりの強さが防水性能を左右するので、調整は慮重に。当てすぎればガラスやゴムに負担がかかり、足りなければまた水が入ります。
仕上げは再テストで検証
調整後、もう一度シャワーテストを実施。室内への水の浸入がないことを確認して作業完了です。今回は部品交換なし、調整のみで解決できたケースでした。
まとめ
オープンカーの雨漏れは「幌がダメになったのでは」と心配になりがちですが、今回のようにドアガラスの調整だけで直ることもあります。大事なのは、シャワーテストで浸入経路をしっかり特定してから手を動かすこと。ボクスターをはじめ、ポルシェの雨漏れ・雨の日の室内濡れのご相談は、名古屋のDTSまでお気軽にどうぞ。
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