
今回は、シトロエン ベルランゴ 1.5 BlueHDiのAdBlue(アドブルー)システムに関するトラブルと、エンジンECUのプログラム変更作業をご紹介します。
シトロエン ベルランゴ AdBlueシステムの不具合
今回ご入庫いただいた車両は、シトロエン ベルランゴ 1.5 BlueHDiディーゼルモデルです。
走行距離は約84,000km。
BlueHDiエンジンに搭載されているAdBlueシステムは、排気ガス中の窒素酸化物(NOx)を低減するための排出ガス浄化装置です。
このシステムに異常が発生すると、エンジン警告灯やAdBlue警告灯が点灯し、場合によってはエンジン始動制限のカウントダウンが表示されることもあります。
TEXA診断機による故障診断
まずは輸入車対応診断機「TEXA」を使用し、車両全体の故障コードを確認しました。
エンジンECUには、以下の故障コードが記録されていました。
- P20E8:尿素システムの圧力異常
- U1200:DeNOxシステム関連の通信異常
これらはAdBlue・排出ガス浄化システムに関連する故障コードです。
BOSCH MD1CS003 エンジンECUプログラム変更
今回の車両には、BOSCH製のMD1CS003エンジンECUが搭載されています。
ECUを取り外し、専用のプログラミング機器を使用して内部データの読み取りと書き込みを実施しました。
今回行ったのは、AdBlue・NOx関連の制御を無効化するプログラム変更です。
通常の部品交換や故障コード消去とは異なり、ECU内部の制御プログラムに変更を加える作業となります。
なお、このような排出ガス浄化機能の無効化は、車両の使用条件や適用される法規によって、排出ガス規制への適合性に問題が生じる可能性があります。
プログラム変更後の診断
ECUプログラムの書き込み後、再度TEXAを使用して診断を実施しました。
作業前に記録されていたAdBlue関連の故障コードは、作業後の診断レポート上では確認されなくなりました。
ただし、故障コードが表示されなくなったことだけで、排出ガス浄化装置の正常作動や保安基準への適合が確認されたことにはなりません。
輸入車のECU診断・電子制御トラブルはDTS Nagoyaへ
DTS Nagoyaでは、シトロエン・プジョーをはじめ、さまざまな輸入車の故障診断やECU関連作業に対応しています。
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